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From Fan's mail

昨日いただいたメールです。わたしだけが知っているのはもったいないくらい素敵なお話だったので、blogを読んでくださっている皆さんにもぜひシェアしたいと思いました。(掲載許可ありがとうございました)

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初めまして、あおもり映画祭のスタッフをしております。ブログに書き込みしようか迷いましたが、文章力もないのでメールにさせていただきました。

私がレスリー迷になったのが2000年の秋でした。「男たちの挽歌」をケーブルTVでの放送を見てからです。偶然にもコンサートを日本でするということを知り、初めて歌手であることも知りました。コンサート前に東京国際映画祭にて香港映画祭が開催、レスリーもゲスト有り?!ということを知り、前売チケットを買えないにも関わらず、当日券目当てに上京、舞台挨拶まで拝見しました。そしてコンサート・サイン会と......。

レスリーが映画を撮るということで、映画祭のスタッフに参加したのが4年前です。レスリー作品を唯一県内で上映していた映画館が閉館となり、「レスリーの監督作品は青森では見られないの?! それなら自分で上映しよう!」と、とんでもない考え・夢を持ってしまいました。日本映画のみを上映してきた映画祭ですが、私の参加した年より「自分達が見たい・見せたい映画」をチーム制で企画・運営という形態となり、女性3人のスタッフがアジア映画が好きということもあり、1昨年に「シュリ」で人気が出て来た韓国作品を上映しようということに。作品選定・ゲストも現地、韓国へ! とやる気十分の時に、レスリーの訃報でした。

とても映画祭どころではなかったのですが....。とにかく言い出しっぺでもあり、韓国へ。
そこで韓国の映画会社の方より推薦されたのが、チョン・ウソンでした。プロフィールを見てビックリ!!なんと「上海グランド」でレスリーと共演しているではないですか...そして彼もまた映画監督を目指しているとも。運命と思わずにはいられませんでした。

今年で3年目、私の我が儘でチョン・ウソンにこだわることも最後かと思っていたいました....。
ご存じのとおり「韓流」人気で、なかなか作品も決まらず、焦っていたところに「上海グランド」のフィルムを貸し出しをしている会社を発見。すでに配給が切れているものとばかり思っていましたし、ここまでスタッフを続けてこれたのも、この作品があったからです。

今年になってやっとレスリー作品を、又見る事ができるようになりました。
不思議なもので私自身、作品上映の来月はレスリーが生きた46年と6ケ月と同じ年月を迎えます。レスリー監督作品映画の上映の夢は無くなりましたが、今はチョン・ウソンの監督作品を自分で上映する事を夢として、映画祭もその事を念頭にいれ準備・色々忙しく過ごしています。

地元青森のレスリー迷との交流も現在も続いており、今回の上映を喜んでもらいました。レスリーからは本当に素晴らしい思い出・財産を今もいただいています。レスリーに出逢わなければ、「ただの映画好きのオバサン」でいたと思います。
サイン会の時に、ページに自分で「永遠支持」とメッセージを書いたページにしてもらいました。今も同じ思いです。首都圏とは違い、ほとんど上映がないレスリーの作品を、これからも上映できたらと考えています。

勝手な思いを長々と申訳ありません。この作品で1人でも多くの方が、レスリー・チャンという素晴らしい俳優を記憶してくれることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。サイトにまたお邪魔させていただきます。

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昨日も書きましたが、このメールを携帯で読みながら目頭を押さえました。
このような形で何年も前からレスリーの監督作品を待ち望み、そのための準備をしていたファンの方がいらしたということに。。。

レスリーの映画にかける情熱や精神が共演した俳優さんにも影響を与えたり、力になったらいいなと思います。レスリーもウソンさんが僕たちと共演することでよい経験を得ることができると言っていました。

このように熱いスタッフがいるあおもり映画祭に、近郊の方はぜひ足を運んでください。お友達や家族も誘って観にいらしてください。「上海グランド」にたくさんの方がいらしたら、次の企画のときにもまたレスリーの作品を上映してくださるかもしれません。ぜひぜひお願いします。
by Franny64 | 2005-06-12 09:46 | News

レスリー・チャン(張國榮)に関するmy memoir 


by Franny64