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1997 TV interview “Under the Stars Talk Show”

前回の続きから

ビクトリア:でも哥哥、わたしはこう思うの。これはわたし自身の体験から考えることだけれど。つまり、中国のことわざにあるけれど「木は穏やかに休むことを望む。しかし風はやまないだろう。子ども達は愛を返すことを望む。しかし彼らの親はすでにもういない」
昔、わたしの家族の状態はとてもよくなかった。それでわたしは一生懸命働いてお金をもうけて家族がもっと快適になるように頑張った。わたしがしようと思ったことは充分よかった。それにそれはすでに大きな貢献だった。でも、わたしの母が亡くなった時、それはそうではなかったと気がついた。あなたはもっと彼女と一緒にいるべきよ。そして彼女と話すのよ。愛情はとても大切なものだから。わたしの母が亡くなってもう6年以上経つけれど、わたしはまだよく彼女のことを思い出すの。わたしはそれについて話し続けることはできない。わたしは涙を押さえることができない...でも、これはわたしの考えなの。

レオン:僕は別の視点でこの問題を見るだろう。僕は時々問題を逆に見てみる。僕はまっすぐには考えないんだ。もちろん一方では僕は家族のためにもっとたくさん稼ぐだろう。この点に関して僕は家族を満足させることができることを願っている。でももう一方で、ぼくはこの世界で働いていることに僕が自分でもとても誇りに思っている。僕の家族はいつも僕が間違った道に進んで、間違ったことをしないか心配していた。僕の家族が受け入れることができないことは人々が僕のことをプレーボーイだと言ったり、無差別に友達を作っているとか言われること、などいろいろだ。僕は僕自身を誇りに思っている。長年映画の世界にいるからだ。僕は物質的にも精神的にも僕の両親を満足させることはできないけれど僕は僕自身の性格をより高いレベルにあげたし、彼らに居心地が悪い思いや失望をさせなかった。

ビクトリア:失望させなかったと言うのは大切なことよ!

レオン:僕もそう感じる。彼らにとってとても大切なことだって。

ビクトリア:でもわたしはなぜ今に至るまで彼女のことを想い、いつも彼女と過ごす時間が少なかったといつも感じるのかがわからないわ。

レオン:君が彼女の子どもだからだよ。でも、時々こうしたいと望む問題があってもけっしてその目的には達せられないものなんだ。

レスリー:でも僕は時々こう言うことは難しいと思う。運命が人々の間で、親も含めて、とても重要な役割を演ずるということ。それはこう言える。運命なんだと。君のお母さんが亡くなる前に、君はお母さんとしばらく時を過ごすことが決められていたのは運命だったって。

ビクトリア:(突然ひらめいて)わぁー、(哥哥に言及して)あなたは本当に素晴らしいわ。あなたが言ったことでわたしは以前に占い師がわたしに言ったことを思い出したわ。わたしは富士額なので、それがわたしの母親を服従させるだろうと言っていた。

レオン:あなたの親が近くにいなくても?

ビクトリア:はい。わたしは決して前からそういう考えは持っていなかったけれど、でも今でも覚えているの。

レスリー:僕はいつも運命を信じている。

(つづく)
by Franny64 | 2007-02-26 06:55 | News

レスリー・チャン(張國榮)に関するmy memoir 


by Franny64