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Wong's Wild Way---part 1

Source: 1990年12月23日 South China Morning Post

「欲望の翼」は今年最も期待されている映画のひとつだ。アンブローズ・AWは王家衛監督のもとで挑戦する出演者のスター達と話をした。

映画「欲望の翼」に、6人の香港のとても人気がある若手スターたちが共に出演することにはさまざまな理由があったであろう。しかし、王家衛監督の才能とカリスマがみんなを強力に引き付けたことは疑いがない。

今、映画館で上映されている「欲望の翼」は、今年最も話題にされ、その素晴らしい配役ーレスリー・チャン、アンディ・ラウ、トニー・レオン、ジャッキー・チェン、カリーナ・ラウ、マギー・チェンーのために、とても期待されている映画だ。

「欲望の翼」は60年代の設定で、娼婦の養子となり、彼女に育てられた反抗的な若い青年の話である。彼は成長するにつれて、彼の本当の両親について何も知らなかったのだが、ついに本当の母がフィリピンに住んでいることを知る。彼女を探すことに必死で、彼は友人を、養母を、そして故国を見捨てる。しかし、その捜索は悲劇に終わる。

映画は2部作として考えられている。1部では多くのキャストの紹介と彼らの関係を設定していた。2部は現在企画中で、その筋書きを発展させ、広げることだろう。

主役を演じるベテラン歌手で俳優のレスリー・チャンは、脚本と王家衛監督の粋な指示の両方に深く感銘を受けたと語った。「僕達の協力関係はお互いを称賛するということが基本にあって成り立っていると思う。」「僕が最初に脚本を受け取った時、それをとても気に入ったよ。それは6人の若者の60年代の成長についての話だったからだ。それに僕はロマンチックなドラマになるだろうと思った。僕は王(監督)がその時代の雰囲気やムードをつかめたということに確信があるよ。」

映画のシーンでフィリピンで撮影したところがある。しかしそこでは、キャストにもクルーにも休みはなかった。「僕達がそこに到着したのはもうすでに11月だった。そして撮影にかかる時間は数日しか余裕がなかった。なぜならその映画はクリスマスに上映される予定だったから。それでそこのシーンを終わらせるために僕達はとても厳しいスケジュールをこなさなければならなかった。」「アンディの列車の中でのシーンがあった。でもそれはひどかった。僕達はフィリピンでのほとんどの時間を列車の中で過ごしたけれど、それは恐ろしかったよ。むさくるしかったし、臭いもひどかった。さらにひどいことにたくさんのゴキブリがいたんだ。僕はゴキブリが大嫌いなんだ。この経験は決して忘れられないよ。」

(続く)
by Franny64 | 2009-08-01 23:55 | Magazine

レスリー・チャン(張國榮)に関するmy memoir 


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