Concert 428 ~ A hot night for Leslie (1988)
428コンサート 「レスリー熱身大行動」 レスリー・チャンの熱い夜 100Marks
1988年4月28日の夜、レスリーと彼のファンにとって、確かに忘れられない夜になった。
今年、レスリーは多くのファンを集めてクィーンエリザベス・スタジアムでコンサートの開催を手配した。参加者は2000人近いファンで、コンサートには「熱身大行進」というタイトルがついた。今回はウォーミングアップで、コンサートの前にファンにプレゼントする1回だけのミニコンサートだ。(このコンサートは無料でファンを招待した。)
その夜、司会の盧業瑂と鄧慧詩は前置きの紹介をした後に、レスリーが登場し、「貼身」と 「愛的兇手」 を歌った。
この90分のコンサートの中でレスリーは十数曲歌い、全ての曲はヒット曲だった。例えば「夠了」、「拒絕再玩」、「無心睡眠」 、「共同渡過」、「奔向未來日子」、「想妳」、「雪中情」など。「雪中情」の時は、ファン達がホィッスルを吹いて、リズムに合わせていた。周りを見てみると、参加しているのは若い女の子達が大多数を占めていて、また彼らの両親も一緒に参加していた。また、とても年配の女性もいた。レスリーは彼女はグレーヘアで、皆の間でとても目立っていたと言っていた。
レスリーが歌を歌う時、ステージの下のファンは、レスリーが近くに来ると写真を撮るのによい位置を争い、また他のファンはレスリーが来るのを根気よく待って、レスリーが自分達の方を見ると、彼に手を振る。
レスリーが歌い終わり、彼がそばに来ると、ファン達は早朝から準備した花束や、プレゼント、ぬいぐるみ、ハートの風船などを贈る。特別に価値のあるプレゼントはレスリーの大きな肖像画だった。みんなはその肖像画が素晴らしく、レスリーに余りにもよく似ていたので「わぁ~」と言った。 彼にキスしようとするファンもいて、レスリーはそれにも拒むことはなかった。
コンサートの中で、ある女性のファンがレスリーに渇きをいやすために飲み物を差し入れた。しかし、レスリーは7月の彼のコンサートのスポンサーとしてペプシと契約をしていて、広告を撮影していたので、彼に飲み物を差し入れてくれたファンに「僕はペプシ以外は飲めないよ」と冗談を言った。もちろん、彼はプレゼントを喜んで受け取ったが。
コンサートの最後に、彼は自分で作曲し、サム・ホイによって作詞された新曲「沈黙是金」を紹介した。
その時、彼は「沈黙は金」というのが、彼の哲学でもあるので、この歌をとても気に入っていると言った。そこで、アンコールの時に、「貼身」と、この歌をもう一度歌った。
この数年、レスリーは根も葉もないうわさに悩まされたが、もうゆったりと落ち着いて対処できるようになって、彼の今の人生観は「沈黙は金」の歌詞と同じだと言った。
「不理會嘲諷與質問, 笑罵由人,洒脫地做人….始終相信沉默是金。」
Source: Leslie Cheung Cyberworld
English translated by JoJo