Close-by, Yet far Off -Remembering Leslie Cheung---part 2
彼は最初のコンサートのために禁煙した
レスリーはわたしがそれほどたびたびは会わないが、古くからの友人の1人だった。彼は後年、愛情が込められた「哥哥」(中国語のお兄さんの意味)というニックネームで呼ばれていたが、わたしはいつも彼をレスリーと呼んでいた。
わたしは1980年に彼にインタビューをした。その時ミッシェル・イムとの関係が噂になっていたからだった。それは電話でのインタビューで、その時は楽しく話をした。その後、わたし達は記者会見や授賞式などで、ばったり会うと、お互いに短い会話を交わした。1985年についにわたしは正式なインタビューをした。
そのインタビューの前から、わたしはいつも彼のファンだった。しかし、そのインタビューでは、彼はわたしをステージに連れて行き、カーテンの後ろを通り、幾つか角を曲がって、階段や廊下を通って、ようやく到着したのがキャピタル・アーティスト(レコード会社)のオフィスの小さな会議室だった。彼はすでにスーパースターだったけれど、その時、彼は誰も付き添いを連れず、アシスタントも連れていなかった。
わたしはその日、彼がメイクをしていないのを見た。もちろん、彼はそれでもかっこよかった。彼はハンサムだ。以前、事前に予約をして彼に会った時は、彼はファンデーションを塗っていて、眉を描いていた。わたしは彼が外見を気にしているのだという印象を持っていた。わたしはそのことを彼に言うと、彼は「僕は普段はメイクはしないんだ。リポーターと会う時以外はね。それにメイクは僕を写真ではよく見せてくれるんだ。それは見る人に僕に良い印象を残すでしょう。日本ではよくそうしているんだ。実際のところ、僕は外見についてはそれほど気にしていない。でもそうすることはプロフェッショナルでいることを助けてくれるんだ。」 近年では男性アーティストは写真を撮る時にメイクをする。でも、20年前はそうではなかった。
覚えている限り、レスリーの他に、ローマン・タムとダニー・チャンもリポーターと会う時にメイクをしていた。
わたしは彼が指の間に火をつけられたタバコを挟み、持っていた光景をまだ覚えている。 彼は大衆の前でそうしているのを見せないだろう。彼はかつてわたしに、タバコを吸い始めたのは16歳の時からだった。でも、最初のコンサートのために吸うのをやめると言っていた。そこで、その日、わたしは彼に再び何故また吸っているのか尋ねた。彼は手にしたタバコをひと目見て、「僕は十分減らしたんだ。以前は1日に1箱半吸っていた。でも、今は1日に5本だよ。ドクターのアドバイスでは、僕は体重を増やさないように、タバコは少しずつ減らすようにということだったんだ。僕は3月か4月には完全にタバコをやめるだろう。」 コンサートは8月に始まる予定だった。
そのインタビューで、彼のタバコを持つ手は震えていなかった。でも、数年後、彼がたばこを吸っている時、彼の手が不本意にも震えているのを見た。これは何年ものストレスの結果に違いない。彼は最期の年、タバコを吸うのを完全にやめた。わたしはまだ覚えている。わたし達が一緒の時に、わたし達の友人がタバコを吸っていた時のことだ。彼はわたしが喫煙者のそばに座るのを避けたいような様子を見て、別の席に座るように合図してくれた。
続く














