Red Cherry
「追憶の上海」と似ているところがたくさんあります。中国の映画なのに、ほとんどが中国語以外の言語であること。(Red Cherryではロシア語)中国のコミュニスト達が主人公であること。主人公の女の子の名前はチュウチュウ。人々が簡単に殺されていくこと。最後に主人公がその後どうなったのかというテロップが流れるところ...。
戦争が人々を苦しめ、大切な命が石ころのように簡単に捨てられていく。そういう現実に正面から取り組んでいて、観ていてもとても悲しくなります。でも、こういう現実があったという事実を淡々と描いていくことで、わたし達に大切なメッセージを伝えてくれます。たくさんの方に見て欲しい、伝えたい映画だと思いました。それなのに、日本ではそれができなくて少し残念だなと思います。というのもこれほどシリアスな映画なのに、日本語のタイトルがちょっと危ない感じ(^^;
「処女の刺青 レッド・チェリー」です。う~~ん、何かアダルト映画と間違えられそうなタイトルではないでしょうか。