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Interview with Writer/Director CHEN KAIGE

Ross Anthony's Holluwood Report Card
http://rossanthony.com/interviews/chenkaige.shtml
インタビュー チェン・カイコー(作家、監督) by Ross Anthony

「北京バイオリン」に関するインタビューから
PRESS:記者
RA:Ross Anthny(インタビュアー)
CHEN:チェン・カイコー監督

RA: 以前あなたは映画に深さを持たせるために悲劇を加えることは大切だと感じた。しかしこの映画ではあなたは考えを変えたのですか?

CHEN: わたしはとても幸せな夫で、家族の父親になりました。そしてわたしは本当にわたしの人生を楽しんでいます。わたしは以前に見なかったものを見出しました。わたしはとてもナーバスになっていました。なぜならわたしは大作を作ったからです。わたしは本当に空を見上げてどれほど青いのかとか、花がどれほどきれいなのかということを見るチャンスがありませんでした。けれども今はわたしは少し変わることができました。この変化はわたしにとってとても良いことです。わたしはこの映画が安っぽいハッピーエンドのものとかそういうことは言っていません。父と息子は一緒にいるべきなのです。また他方では中国の人々は結局は幸せになる方法を学ぶのです。なぜなら暗黒の歴史で、この最近の100年の中国の歴史の中で、とても多くの惨めな事が起こりました。わたし達もほとんど、どうしたら幸せなのか、どうしたら幸せになれるのかを忘れてしまいました。でも、今、改革...あるいはそれをなんと呼べばいいのかわかりませんが、中国の人々がこの20年で成し遂げた大きな進歩...わたし達は正常に戻ります。わたし達は前よりもずっと幸せに...それであなたはこの映画を見ることができるのです。

PRESS: あなたはどこでこの映画のアイデアを見出したのですか?

CHEN: わたしはいつも現実の生活から何かを見出そうとしています。人生は常にわたしにI霊感(インスパイア)を与えます。わたしはテレビの番組で、ちょうどあなたが映画で見たような他の都市から来て北京で頑張って暮らしている父親と息子の話を見ました。父親はいつも息子を誇りにしていて、息子はバイオリン奏者として世界で一番になるのだと言っていました。その話は最後は少年がそれを続けることを望まないという形で終わりました。少年はビジネスマンになることを望んでいました。わたしはそのテレビ番組を見たとき、とても感動しました。わたしはこれが現実だと思いました。それは変わりません。それについて何もすることはできないのです。父親は目に涙をためていました。彼はもう何もすることはできないのです。それがプロセスの始まりです。しかし、わたし達は完全に異なった話に発展させようと思いました。-そう、今この映画がここにあるように。

PRESS: 都会の北京でそして成功していると言うのは幸せということではないのですか?

CHEN: わたし達の伝統的な文化の価値は1つの理由のために破壊されました。...または他の...政治的な運動や平和な時間を。そして今、わたし達は信じているのです。わたし達は理想主義を信頼したものでした。そして今、わたし達は確実に唯物論を信じています。すべての人々は成功とお金を求めています。名声と富は中国ではほとんどの人のゴールです。それは良いことでもあり、悪いことでもある。良いニュースは少なくてもわたし達は偽者の社会主義の影の外にいて、わたし達はちょうど未知の未来の何かを楽しみにしています。それはとてもとても多くの中国の人々には油断のならない時です。

PRESS: そして共産主義が死んでいるように?

CHEN: わたしは確かではないのですが、成功を収めるために高い価格を支払うことはとてもよいアイデアだと思います。人々が評価した多くのものを失うかもしれない。わたしはそれはわたしがこの映画で聞きたかった質問だと思います。人々が本当に持っていたいものーそれは人々のとても個人的な選択です。

PRESS: あなた自身のキャリアは芸術と商業とどこにありますか?

CHEN: それは問題です。わたしは時々この映画の中の主人公達が直面している問題と同じ問題に直面しています。わかりません。わたしは自分自身でバランスをとろうとしています。一方ではわたしは映画製作はわたしの人生だと強く信じています。わたしは映画を作り続け、わたし自身を表現したい。人々にこの世界についてのわたしが感じることを表現したい。一方ではわたしは家族を養うためにお金を稼がなければならない。でもそれほどたくさんではなく!億万長者とかそう言うのではなく。わたしはわたし達の家族の背景のためにとても快適な生活を送ると思います。わたし達はみな決して贅沢な生活を望んではいません。ロールスロイスといったものも。

PRESS: わたしはあなたの映画を見るときはいつでも泣くのを我慢することができない。...あなたの秘密は何ですか?

CHEN: 答えはとても単純です。それはドキュメンタリーではありません。なぜならわたしはとてもとても親密な関係があるから。紅はわたしの妻です。父親役の男と最初の教授役の男はわたしのよき友人です。わたしは友人のように彼らに話しました。わたしは「そう、これは映画だ。これはわたしたち自身が作り上げるストーリーだ。」それは現実ではない、ドキュメンタリーでもない。でも、わたしはすべてが本物であることを望みました。わたし達は映画全体の質を改善することができ、それらの細部にこだわる必要があります。例えば、紅は貢献しました。彼女は人物との関係を示すために細部にこだわりました。例えば、わたし達がセットで少年と一緒にシーンを撮影するときに、最初の教授がとても怒っているというシーンのときです。翌日、少年が再びセットに来たとき、教授は彼の過去やすべてについて個人的な話を少年に語る準備ができていました。でも、わたしはなぜか確信がもてないでいました。なぜ教授がこのような話を少年に話すことができるのだろうと。わたしはインパクトが強いけれど微妙な何か、それに代わるものが必要だと思いました。その時紅がこう言いました。「なぜわたし達はもうワンショット撮れないの?教授が少年に何かベッドの下から探してと頼むのは?その時少年は写真を見つけるの」 翌日、彼は何も言わずに戻ってきてそして何も言わずにその写真をピアノの上に置くの。これが関係の始まりになるの」それはとても説得力がありました。教授は少年にその話をすることができる。こういう細部のことです....

RA: わたしが一緒に映画を見た1人の批評家はあなたはこの最初の教授と写真の少女が少年の本当の両親じゃないかと言いました。。。

CHEN: (笑う) 誰かがわたしに以前そう言いました。いいえ、わたしはそれを意図していませんでした。(再び、くすくす笑う)

PRESS:奥様と一緒に仕事をするのは難しいですか?

CHEN: まったく難しいことはないです。本当に本当ですよ。わたし達は夫と妻として、また同僚としてうまくやってきました。わたし達はこの映画を撮影するのに一緒にいることを楽しみました。彼女はプロデューサーとしても大いに支えになりました。ええ、多くの人がこの質問をします。おそらく彼らはわたし達の間に大きなシリアスな争いがあることを期待していますね。
でも、決して起きませんでした。彼女はとてもタフになれる。でも彼女はOKでした。彼女は元気でした。

PRESS: 紅 ...それについて何かいうことはありませんか?

HONG: (北京語からの訳)まず第一に、 彼は俳優からとても要求を多くされます。でも、それは多くの俳優が彼と仕事をするのが好きだからです。経験の後にわたしは自分が俳優としてよくできることを発見しました。

PRESS:このごろ中国で映画を作ることはどれくらい難しいのですか?財政的にそしてあなたがシステムを批判した後は?

CHEN: 実際のところ、それは本当にあなたが誰であるか、そしてあなたが何のプロジェクトをしたいかによります。もしあなたが新しい映画製作者だったら、財政的にはとても難しくなり、彼らはあなたのプロジェクトにとても慎重になるでしょう。でも、わたしの場合、わたしはとてもラッキーです。なぜならわたしは映画関係者からのサポートがあるからです。はい、わたし達にはまだ検閲があります。わたしは彼らと口論します。でもこれはそういうものです。わたし達はいつもそれを論じなければならない。わたし達は台本を映画局に提出しなければなりません。わたし達は映画を作った後、政府の当局者に見せなければなりません。でも、わたし達はこれに慣れています。何をすることができます?わたしはそれらの当局者ともっと会話が必要だと思います。-彼らは尊敬されることを求めているのだと思います。もしあなたが来て良いことをいうならあなたはほしいものを手に入れることができるでしょう。

PRESS: レスリーについて話してください。

CHEN: 妻とわたしは新年の前に香港にいました。わたし達は彼を探すために何本か電話を掛けました。結局はわたし達は彼がとても良いムードではなかったといわれました。一種の鬱病だと。誰かが彼の最後の映画の幽霊に取り付かれたといいました。わたしはそれが正しいのか確かではありません。わたしの友人が香港から電話をくれたとき、わたし達は北京にいました。わたし達はとてもとてもショックで、それが事実だとは信じたくなかった。なぜならわたし達は次のプロジェクトで彼に演じてもらいたかったから。なんと悲しいことか。わたしは中国の映画雑誌に記事を出しました。彼はまったくそうだった....とても感情的で、とても繊細だった。わたしの最初の印象は彼は本当に彼自身を彼の演じた「さらば、わが愛 覇王別姫」の役柄の中に入れたということです。

PRESS: この映画の背景について話してください。

CHEN: 他の点ではわたしがこの映画を通して見せたいのは、中国で起こっている本当の変化です。いくつかの変化は良く、いくつかの変更は悪いことになっている。わたしは過去の政治的なもことのように失うことを望んでいません。なぜならわたしは、人々は今、多くの人々は、中国人は、彼らが億万長者になる機会を失うことを恐れています。それは経済危機です。

RA:あなたはなぜ 富裕な教授を演じることにしたのですか?

CHEN: わたしは演じることを望んでいませんでした。でも、わたしは待てなかった。無駄な時間を。わたしのキャスティングディレクターは中国を旅して適当な人を探していました。でもわたし達は適当な人を見つけることができませんでした。それで、わたしは友人の監督から君はこの役を演じるのに充分だよと言われました。なぜなら彼はわたしが俳優とセットで働いているところを見ていたからです....。わたしは自分がとてもよいバイオリンの教授になれると思います。

PRESS:この映画であなたの個人的な体験はどのくらい役に立ちましたか?

CHEN: すべて個人的なものです。もしわたしが父と息子の関係を良く知らなかったら、わたしはこの映画ができるとは思いません。


*インタビューでレスリーに言及しているところだけでなく、全体を載せたのはチェン・カイコー監督の映画に対する考え方、取り組みの姿勢を知ることができるのではないかと思ったからです。「さらば、わが愛 覇王別姫」に関する資料をこれからも少しずつ探していきたいと思っています。
by Franny64 | 2007-05-21 00:39 | News

レスリー・チャン(張國榮)に関するmy memoir 


by Franny64