Making of Farewell to My Concubine
陳凱歌:この映画のテーマは裏切りです。
その裏切りは2人のストーリーから始まります。
程蝶衣と段小楼の役者見習いの仲間という関係は
1920年代に北京の京劇の練習所で始まりました。
そしてとても深い感情的な関係を育んでいました。
この映画の最も重要なキャラクターは
レスリー・チャンが演じる程蝶衣です。
彼の役はとてもデリケートな感情を表現することに重きを置き、
多くの問題を処理しなければならないとても難しい役です。
どのようにしたら的確に演じられるか、どのように程蝶衣の内なる人生を理解するか、
そして鋭く内面深くの感情をつかむのです。わたしは女性だ。
そしてわたしは虞姫なのだと。
わたしはかつて西洋のジャーナリストと話した時に
言いました。
すべての映画の中には
いつも1人のキャラクターがいて
わたしは精神的にわたしと同じだと確認するのです。
この「覇王別姫」においては程蝶衣がそれです。 (つづく)