From FTMC art exhibition in Shaghai
今回資料を探してるうちにそれを見つけて、あっ!と思いました。(汗)RMJの「覇王別姫藝術展」で、多分紹介するスペースがないと思いますので、ここに少しずつ残して置きたいと思います。訳は意訳(^^;ということで読んでください。
李春さんのお話から
あの当時、僕は北京演劇学院(正しい名前ではありません。後で調べます)の付属中学で勉強していました。本当に偶然なのですが、映画の撮影はもう始まっていました。最初の方に出ていたのは皆北京演劇学院の生徒です。(訳者注:高校生ということ) 小四の役の選考の時に中学の生徒の方にきました。そして僕が選ばれました。撮影グループに張國榮さんを見たときはとても緊張しました。
インタビュアー:その時は「張國榮」という名前は知っていましたか?
李春:もう知っていました。彼を見たとき、僕はなんと呼べばいいのか悩みました。もし「おじさん」と呼んだらちょっとね。ですから困っていました。あのシーンは印象深いです。哥哥は僕の頭をそっとなでながら「いい子だ」って。(笑う)
インタビュアー:それはシーンの準備のためにそうしたんですね。
李春:その言葉のおかげで緊張が解けました。彼は僕に何歳で、どこで勉強しているのか聞きました。僕はちゃんと答えました。そのシーンは大変でした。なぜなら僕はそこに跪かなければならなかったし、頭の上には盥も置いて、その盥には水が入っていました。リアリティーを追求するために、水を入れるしかありませんでした。僕は動けずに跪いたまま、盥を持っていました。でも、僕はふらふら揺れてしまっていたのでしょう。哥哥はそれを見てとても心配してくれて、毎回テイクが終わる度に走って僕のところに来て盥を取ってくれました。そして「大丈夫?」と聞きました。僕は「大丈夫です」といいました。だから僕の印象では哥哥は気取らずに、本当にやさしく、心細やかでいいお兄さんだと感じています。
(李春さんが13,4歳の頃のことだそうです。) (つづく)