BOMB Magazine: Wong Kar Wai---part 2

続き
ハン・オン(Han Ong):1994年の冬、ここチャイナタウンのローズマリーシアターで あなたの作品の回顧展をしました。そしてわたしは年代順にあなたのすべての映画を見る幸運を得ました。それらすべてが一堂に会するというのは素晴らしい事でした。もしあなたがあなたの仕事を振り返り、「王家衛の署名」をつけるなら、「今すぐ抱きしめたい」にまで戻るなら、あなたの映画にはすでに悲惨な暴力のシーンにステップフレームStep-frame)がありました。

王家衛」「今すぐ抱きしめたい」はわたしの最初の映画で、その時ジョン・ウーは「男たちの挽歌」を撮っている時でした。また香港ではみんながギャングの映画を撮っていました。そこでわたしは思いました。「わたしに何かできないだろうか?」と。そこでわたしは「欲望の翼」を作って、MTVからその形式を借りました。

HO: MTVの形式というのは?それは短いカットという意味ですか?

王家衛:ええ、それはさらに断片的なカットです。香港での映画製作のほとんどが、今でも、とても詩的でとてもスムーズで、いつもとても伝統的です。もちろんMTVは今では非常にありきたりなものになりました。しかし、80年代後半に、それが香港で初めて見られた時、わたし達は皆とても本当にそのエネルギーと断片的な構造に感銘を受けました。わたし達はこの方向に進むべきであるように思われました。ステップ焼付け(step printing)のプロセスの効果はジョン・ウーのストップ・モーションが答えです。わたし達はそれを巻き戻して、より速いスピードで撮りました。そしてそれがステップ焼付け(step printing)というべきものになりました。

HO:「欲望の翼」は中国の「理由なき反抗」として説明されますが、以前このことを聞いたことはありますか?

王家衛:いいえ

HO:それは評論家と友人が使った説明を簡潔に言ったものです。それは決定的なことを意味するわけではありませんが、でも示唆しています。

王家衛:西洋の映画が香港で上映されるときに中国語のタイトルを付けたというのが事実です。「理由なき反抗」の中国語のタイトルは「阿飛正傳(欲望の翼)」でした。

HO:それでは彼が中国語バージョンの「理由なき反抗」と推定したのは間違いでしたね。

王家衛:ええ。確かにそれは「ブエノスアイレス」でも起こりました。アントニオーニの「欲望(Blow Up)」は、香港で上映された時「Happy Together(「ブエノスアイレスの英語タイトル)」ではなく、「春光乍洩」でした。(笑う)

続く
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by Franny64 | 2009-06-04 23:55 | Film | Trackback | Comments(0)

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